チューリップは、とても多くの人に好まれる春の花。
お店で売っている切り花でも簡単な手入れで長く保つことができ、オランダではチューリップの茎に針を刺すという方法もあります。
自宅でチューリップの切り花を、長い期間保てる手入れの仕方を簡単に紹介します。
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チューリップの切り花を美しく保つ方法
チューリップは切り花でも、新鮮なものならば平均的に7~10日間維持することができます。
購入するチューリップは、開花する前のつぼみ状の物なら、さらに長く観賞できるでしょう。
それ以外にも、ちょっとした方法で長く保つことができるので、一つずつお伝えします。
購入後の処置
茎の下を鋭利なナイフで斜めに約2センチ切ります。
その理由は、より多くの水を吸収し長く保つためです。
※切の悪い道具は水の吸収を損なう可能性があり、ハサミだと茎が潰れてしまう可能性があります。
水に浸す時に葉が濡れると腐る原因になるので、茎の下部にある葉は取り除きます。
用意する花瓶
高さのある花瓶、目安として丈の半分以上あるもの。
※低い花瓶だと茎が垂れ曲がってしまいます。
もちろん好みによっても選び方も変わってきます。
背の低い花瓶で、チューリップの曲がった感じを楽しむこともできます。
花を入れる前に花瓶はきれいに洗いましょう。
もし、前に使っていた花のバクテリアが残っていると枯れる原因になります。
花瓶に入れる水の量
チューリップは切り花でもたくさんの水分を必要としますが、茎が浸る2センチほどの水で十分です。
茎は柔らかいので、たくさんの水を入れると垂れ下がったり、根元が腐る原因になってしまいます。
花瓶に入れるのは冷たい水 (水道水で十分)。
水がなくならないように確認して、毎日新鮮な水に交換します。
もし、家に毎日いない場合には、水を少し多めに入れておきます。
水に加えるフラワーフード
フラワーフードとは、切り花の栄養剤で水に混ぜて使用するもので、水だけより花が長持ちします。
大抵の場合は、花屋さんに置いてあります。
こちらの「クリザール」(CHRYSAL) はオランダ企業のもので、日本でも販売していますね。
これがあれば、毎日新鮮な水に入れ替えなくても済みますが、水が無くならないように注視しておきましょう。
チューリップの茎に針を刺して穴を開ける
オランダではチューリップの茎に、細い針/ピンを刺して穴を開けるという方法があります。
切り花でも成長して茎が長くなり垂れ下がってしまうので、その成長を止めることができます。
穴を開ける場所はつぼみの下、約1センチの所に針を貫通させます。
チューリップを置く場所
チューリップは直射日光を避け、涼しい場所が最適です。
好ましくない場所とは;
- 直射日光
- 暖炉の近く
- 果物の近く
- 水仙と一緒にしない
果物はエチレンガスを生成するので、チューリップの垂れ下がりが早くなります。
暖かい部屋ですと、開花が早く終わってしまいます。
他の花と一緒にするのも素敵ですが、水仙を同じ花瓶の中に入れるのは避けましょう。
水仙には特定の粘液物質があり、チューリップの吸水を妨げてしまいます。
まとめ
チューリップを長持ちさせるには、いくつかの要因によっても左右されますが、新鮮なチューリップを購入して、最高の状態を作りあげましょう。
そうする事によって美しいチューリップを長く保ち、観賞することができます!