近代都市と中世の街並みが共存するドイツ第5の都市「フランクフルト」
正式名所:フランクフルト・アム・マイン【Frankfurt am Main】
はじめてフランクフルトを訪れるのにあたり『この街には一体何があるのか?』
そんな疑問のある方にも分かるように、必見の見所スポットを取り上げ、お伝えしていきます。
そして、最寄りの駅・停留所も一緒に表記しておきますね。
🕑この記事は約8分で読めます。
レーマー広場【Römerberg】
はじめてフランクフルトに行くなら必見の場所!
フランクフルトを代表する、最も美しい場所として知られている、
レーマー広場
この広場の周りには、歴史的な建築物が取り囲んでいて、それらの中にはレーマー市庁舎 (Römer) 、オスティエイル (Ostzeile) 、アルテ・ニコラス教会 (Alte Nikolaikirche) が立ち並んでいます。
『メルヘンチック』という言葉をよく聞くと思いますが、実際に「メルヘン (Märchen) 」 というドイツ語は「童話」「おとぎ話」「幻想的な物語」という意味があります。
このレーマー広場もメルヘンという言葉が、当てはまる街並みではないでしょうか!
街は過去に、第二次世界大戦による爆撃で破壊されましたが、戦後に復元されて今でも中世の街並みの様子を観れることは嬉しいですね。
◼️最寄り駅
Römer/Paulskirche (トラム 11号線)
または、Dom/Römer (U-Bahn U4, U5号線)
◼️住所
Römerberg 26, 60311 Frankfurt am Main
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レーマー広場周辺の建物
レーマーの正反対側には、6つ立ち並んでいる半木造工法の建物、
オスティエイル (Ostzeile)
15〜16世紀の建物ですが戦争の爆撃で破壊してしまい、1980年代になって再建されました。
これらの建物にも、それぞれ名前がつけられています。
ドイツ語ですが建物の左から順に、
レーマー広場の中心には、1543年に立てられた「正義の泉 (Gerechtigkeitsbrunnen) 」という噴水があります。
噴水の上には、「女神ユスティツィア (Justitis)」 の銅像が立てられてあります。
広場の周りには、カフェ・レストラン、そしてお土産ショップもたくさんあるので、ここで食事をしたりして時間を費やすのもいいのではないでしょうか。
こちらはアルテ・ニコライ教会の隣にある、「ブラック・スター (Schwarzer Stern)」という、ドイツ料理のレストラン。
「ハウス・ヴェルトハイム (Haus Wertheym)」という、こちらもドイツ料理のレストランです。
どちらもよく似た建物ですが、戦後に修復された半木造工法の館です。
レーマー旧市庁舎【Römer】
広場の名前の元となった建物、
レーマー旧市庁舎
かつてローマ帝国の館を1405年に市 (市議会) が買い取り、市庁舎として改装して使われていました。
階段のような屋根 (切妻型) の建物の真ん中に位置しているのが「ツム・レーマー(Zum Römer)」
レーマー (Römer) という名前には、様々な説があるそうですが、当時、この館を所有していたイタリア商人 (ローマ人) と関係があるらしいです。
ちなみに、写真の左の建物は「Alt-Limpurg」、右の建物は「Löwenstein」という名です。
レーマー旧市庁舎の見学
ミュージアムという程の規模ではありませんが、このツム・レーマー内を見学することができます。
しかし、その情報はあまり見つからないので、ぜひお伝えしましょう。
🔘入り口はどこにあるの?
この建物の入り口付近には係員がいないので、入場券の買い方も含めて順に説明します。
支払いが済むと、レシートのような紙が出できますので、それを持って螺旋状の階段を2階に上がると係りの方がいますので、そこでチケットを提示して見学ができます。
見学できる日時は定かではありませんが、門の入り口に 10:00 ~ 13:00 と表示してありました。
見学ができたのは、2階の「カイザー・ザール (皇帝の間) 」という広間と、52のドイツ皇帝の肖像画が飾られてある3階の部屋です。
その昔、この建物でドイツ皇帝の戴冠式 (たいかんしき) が行われました。
※戴冠式 とは、国王・皇帝の就任を宣明する儀式。
レーマー旧市庁舎の中庭には彫刻の噴水があり、建物も綺麗に装飾されています!
建物の中庭とレーマーの室内は、あまり知られていない見所ですので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか!
◼️住所
Römerberg 23, 60311 Frankfurt am Main
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アルテ・ニコライ教会
【Alte Nikolaikirche】
レーマー広場を取り囲む建物の一つ、可愛らしい小さな教会、
アルテ・ニコライ教会
この教会は、11から12世紀に司祭礼拝堂として建設され、13世紀半ばに尖塔が追加されました。
その後何度か修復され、倉庫としても使用されていたのです。
第二次世界大戦の1944年3月に起きたフランクフルトへの大爆撃では、壊滅するような大きな被害がなく、戦後に部分的な修復で復元されました。
そして、近年の1989年から1992年の大規模な改築工事では、約1600本のパイプを使用したオルガンが教会内に設置されたのです。
小さな窓の教会ですが、ステンドグラスにも注目です。
中世から存在しているものではなく、20世紀に制作されたステンドグラスで、色鮮やかなのが印象的です。
この教会では毎日3回、9:05、12:05、17:05に、35個の鐘によるカリヨンが約2分間鳴り響きます。
◼️教会の見学
入場無料
◼️営業時間
夏時間、10:00 ~ 20:00 / 冬時間、10:00 ~ 18:00
◼️住所
Römerberg 11, 60311 Frankfurt am Main
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ため息橋【Seufzerbrücke】
レーマー旧市庁舎は何度か拡張され19世紀後期には、通りを挟んでもう一軒の市庁舎が建設されました。
そして、2つの建物をつなぐ赤い橋も建てられたのです。
この橋は、ベネチアの有名な橋にちなんで、ため息橋 (Seufzerbrücke) と命名されたそうです。
ため息の橋:ドイツ語表記「Seufzerbrücke」、英語では「 Bridge of Sighs」
この橋のある場所は、レーマー広場の外側にある聖パウロ教会のすぐ隣に位置しています。
レーマー広場からすぐ近いところにあるのですが、ガイドブックなどに紹介されていない見所なので、ぜひ足を運んでみませんか!
◼️ため息橋 最寄り駅
Römer/Paulskirche(トラム)
パウルス教会【Paulskirche】
1848年5月18日に、ドイツで初めて国民議会が開催される舞台となった、
パウルス教会
日本語表記では「パウロ教会」とも言います。
今現在、存在している建物は戦後に復元されたもので、元となる教会は1833年5月に建てられました。
この教会も、1944年3月の爆撃で破壊されてしまったのです。
フランクフルトの建物には「赤い砂岩 (Roter Mainsandstein)」で造られた歴史的建造物が多く、パウルス教会もその一つです。
教会という名前ですが、その機能は果たしてはおらず、イベント会場として使用されています。
1963年に、アメリカのケネディ大統領がこの場所で演説したことでも有名です。
パウルス教会の一階中心部には、高さ3m、幅32mにも及ぶ巨大な絵画「人民代表者の行列」があります。
1991年にベルリンの「ヨハネス・グルツク (JohannesGrützke)」という画家によって描かれました。
この絵は、国民と国会議員の歴史的な事情を表しているようです。
◼️パウルス教会の見学
入場無料
◼️営業時間
10:00 ~ 17:00(毎日オープン)
◼️最寄り駅
Römer/Paulskirche(トラム)
◼️住所
Paulsplatz 11, 60311 Frankfurt am Main
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聖バルトロメウス大聖堂【Dom St. Bartholomäus】
フランクフルトを代表する中世に建てられたカトリックの教会、
聖バルトロメウス大聖堂
又の名を「カイザードーム / 皇帝の大聖堂 (Kaiserdom)」
元々は小さな礼拝堂でしたが、13〜15世紀に大聖堂として建てられました。
神聖ローマ帝国時代には、皇帝の選挙と戴冠式が行われていた歴史的に重要な場所です。
それがゆえに、カイザードーム (皇帝の大聖堂) とも呼ばれています。
第二次世界大戦中の1944年3月の爆撃で教会は破損してしまいましたが、戦後に再建され今にその姿を残しています。
この大聖堂は建物の外部と内部共に、赤い色がとても特徴的です。
フランクフルトでは、必見の教会ですね!
教会内の見学は自由はですが一部博物館になっていて、そこでは入場料金 (一般 €4ユーロ) が必要です。
◼️営業時間
月〜木曜日、9:00 ~ 20:00
金曜日、13:00 ~ 20:00
土・日曜日、9:00 ~ 20:00
◼️最寄り駅
Dom/Römer (U-Bahn)
◼️住所
Domplatz 1, 60311 Frankfurt am Main
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教会の塔でパノラマ展望
大聖堂にある高さ95mの塔に上ることができ、フランクフルト市内を360度パノラマ展望できます。
見学できるのは高さ66mの位置で、328段の階段を上って行きます。
教会に興味がなくても、この塔からの眺めは見所の一つ!
しかし、328段の階段を上っていくのは、少しキツイかもしれませんね!
塔への入り口と受付は、教会正面のちょうど裏側に位置しています。
案内の看板も設置されているので、すぐに見つけられるでしょう。
◼️塔への入場料金
€3ユーロ
◼️営業時間
10:00 ~ 17:00
(天候の悪い場合は時間変更、もしくは閉鎖)
ゲーテハウス【Goethe haus】
ドイツを代表する文豪、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ (Johann Wolfgang von Goethe) が生まれ少年時代を過ごした家です。
このゲーテハウスも第二次世界大戦で破壊してしまいましたが、戦後に復元されました。
ゲーテハウスの、1階から4階までの各部屋を見学することができます。
ゲーテハウスの隣には美術館が併設されていて、ゲーテとほぼ同年代の画家の作品が展示されています。
入場料金には、ゲーテハウスと美術館の両方が一緒に含まれています。
◼️入場料
一般 €7ユーロ
◼️営業時間
月〜土曜日、10:00 ~ 18:00
日曜日・祝日、10:00 ~ 17:30
◼️最寄り駅
Willy-Brandt-platz(トラム・地下鉄 U-Bahn)から徒歩で約5分
または、Römer/Paulskirche(トラム停留所)から徒歩で約5分
◼️住所
Großer Hirschgraben 23-25, 60311 Frankfurt am Main
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ゲーテ広場【Goetheplat】
ゲーテハウスとハウプトヴァッヘからほど近いところにある、
ゲーテ広場
ここには、2つの記念碑が立てられてあります。
🔘グーテンベルク記念碑 (Gutenberg-Denkmal)
ヨハネス・グーテンベルグは、ドイツ出身の印刷業者で、活字印刷の発明者といわれてます。
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🔘ゲーテ記念碑 (Goethe-Denkmal)
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ (Johann Wolfgang von Goethe) の銅像が、この広場で見られます。
◼️最寄駅
Hauptwache (U-Bahn, S-Bahn)
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ユーロマーク【Euro-Skulptur】
欧州の通貨をデザインしたオブジェ、
ユーロマーク
※ドイツ語「Euro-Skulptur」を直訳すると「ユーロ彫刻」
ユーロマークの背後には、かつて欧州中央銀行が置かれてあった「ユーロタワー」がそびえ立っています。
フランクフルトはヨーロッパの金融の中心地で、2014年に新しいビルが建設されるまで、このユーロタワーに欧州中央銀行の本店が置かれていました。
現在、欧州中央銀の本店はフランクフルト市内にある、「オステント」という地区に置かれています。
この場所は、ユーロマークを背景にして記念撮影をする人も多く、写真スポットの一つとなっています。
◼️ユーロマーク最寄り駅
Willy-Brandt-platz (U-Bahn, トラム)
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マインタワー【Main Tower】
フランクフルトで、聖バルトロメウス大聖堂の塔からの眺めとは別に、もう一つオススメな見所が地上200mの高層ビルからの展望!
マインタワーは、フランクフルトで5番目に高い高層ビルで、屋上は360度のパノラマ展望ができるようになっています。
ここでも、フランクフルトの素晴らしい眺めが満喫できるでしょう!
展望台のアクセスには、まず、一階の受付で入場券を購入して、空港のようなセキュリティーチェックが行われます。
その後、エレベーターで54階まで登り、そこからさらに56階まで階段を上がるとパノラマ展望台に出られます。
ただし、天候の悪い時は閉鎖されてしまいます。
そしてもう一つ注目したいのが、マインタワーの高速エレベーター!
そのスピードは時速約18km/hにも達し、54階まで45秒で一気に上昇します!
エレベーター内に設置されてある小さなモニターで、移動する様子が表示されます。
◼️入場料
大人 €7.5ユーロ / 6歳未満は無料
◼️営業時間
夏時間:日〜木曜日、10:00 ~ 21:00 / 金・土曜日、10:00 ~ 23:00
冬時間:日〜木曜日、10:00 ~ 19:00 / 金・土曜日、10:00 ~ 21:00
◼️最寄駅
Taunusanlage (S-Bahn) から徒歩で約5分
Willy-Brandt-Platz (U-Bahn, トラム) から徒歩で約7分
◼️住所
Neue Mainzer Str. 52-58, 60311 Frankfurt am Main
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旧オペラ座【Alte Oper】
1880年に完成したオペラハウス、
アルテ・オーパー
第二次世界大戦の爆撃で破壊され、一時は廃墟が検討された建物。
しかし、市民の強い要望で再建することになり、1981年に再びオープンすることになったのです。当初の姿を忠実に復元した建物はとても綺麗ですね!
再建後は、イベントやコンサートなどが行われる、多目的な複合施設となっています。
オペラは現在、ユーロマークの近くにある「フランクフルト歌劇場 (Oper Frankfurt)」で上演されています。
建物の正面と側面には噴水がありますが、水を高く噴きあげている正面の噴水がとても印象的です。
旧オペラ座の周りは広場になっていて、カフェ・レストランも立ち並んでいます。
先にお伝えしたマインタワーの展望台からは、オペラハウス全体を観ることができます。
戦後に復元されたとはいえ、この素晴らしい建物は必見ですね!
◼️最寄り駅
Alte Oper(U-Bahn)
(フランクフルト駅から Konstablerwache または Hauptwache で乗り換え)
◼️住所
Opernplatz 1, 60313 Frankfurt am Main
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ハウプトヴァッヘ【Hauptwache】
中世の衛兵所、そして警察署としても使用されていた、
ハウプトヴァッヘ
18世紀 (1729 ~ 1730年) に建設されたバロック様式の建物で、当初は軍隊の兵舎として機能していました。
1900年代初頭からは、カフェとして利用されていましたが、第二次世界大戦で被害。
戦後に再建されましたが、1968年の地下鉄工事では完全に解体され、その後、ふたたび再建されました。
建物の中と外のテラスで食事ができますが、室内は禁煙です。
このカフェ・レストランに限ったことではありませんが、ドイツも含めたヨーロッパにおいて、室内で喫煙することは禁じられています。
食事メニュー以外にデザートもあるので、ちょっとした休憩に立ち寄るのもいいですね!
◼️カフェ・ハウプトヴァッヘ 営業時間
月〜土曜日、10:00 ~ 23:00
日曜日・祝日、10:00 ~ 22:00
◼️最寄駅
Hauptwache(U-Bahn, S-Bahn)
◼️住所
An der Hauptwache 15, 60313 Frankfurt am Main
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カタリーナ教会【KatharinenKirche】
ハウプトヴァッヘ広場 (Hauptwache) にある、プロテスタントの教会
カタリーナ教会
中世から存在するこの教会も、1944年3月の第二次世界大戦で大部分が破壊してしまったのですが、1954年に復元されました。
過去 (1749年) に文豪ゲーテが、この教会で洗礼を受けたことでも有名です
この教会は1954年に再建されたこともあり、内装も新しい様相が伺えます。
1990年には、新らしいパイプオルガンが設置されました。
毎週月曜日と木曜日の16:30から無料で行われる「30分間のオルガンミュージック」で、このオルガンの音色を聴くことができます!
※詳しくはウエブサイトを参照して下さい。
◼️教会の見学
入場無料
◼️営業時間
月〜土曜日、12:00 ~ 18:00
◼️最寄駅
Hauptwache(U-Bahn, S-Bahn)
◼️住所
An der Hauptwache 1, 60313 Frankfurt am Main
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エッシェンハイマー塔【Eschenheimer Turm】
近代都市の中に、一つそびえ立っている歴史的建造物、
エッシェンハイマー塔
15世紀に建てられた高さ47mの要塞都市の門で、街を守る監視塔でもありました。
当時は60の塔と壁からなる巨大な要塞都市だったのですが、唯一このエッシェンハイマー塔だけが残されています。
この塔には、現在「Eschenheimer turm 1428」というカフェ・バー・レストランが置かれています。
高層ビルを背後にそびえ立つエッシェンハイマー塔は、6世紀の時代の違いを物語っているようです!
◼️カフェ営業時間
日〜土曜日、12:00 ~ 25:00
金・土曜日、12:00 ~ 27:00
◼️最寄り駅
Eschenheimer tor(U-Bahn)
◼️住所
Eschenheimer Tor 1, 60318 Frankfurt am Main
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アイゼルナー橋【Eiserner Steg】
フランクフルトを流れるマイン川に架けられた、歩行者と自転車専用の鉄の橋、アイゼルナー橋
この橋は1868年に建設されましたが、やはり戦争で破壊され、その後1946年に再建されました。
ここで注目したいのが、カップルに人気の「愛の南京錠」!
長さ170mの橋に、たくさんの鍵が掛けられています。
ケルンのホーエンツォレルン橋ほど、ものすごい数ではありませんが、この橋にもたくさんのカップルが訪れ、南京錠を掛けることが流行になっているようです。
カップルには、まさに必見の場所ですね!
◼️アイゼルナー橋 場所
レーマー広場 近く
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マイン川のクルーズ
フランクフルトを流れるマイン川でのクルーズ、
プリムス・ライン (Pulimus-Line)
クルーズでゆったりとしたひと時を、マイン川からフランクフルト市内の景色を眺めながら楽しむのもいいですね!
このプリムス・ラインには様々なクルーズプランが用意されていますが、短時間の50分、100分のクルーズが手頃でしょう。
クルーズ船は、午前11時から毎時00分に出発しています。
クルーズの出発地点とチケットの販売所は、レーマー広場とアイゼルナー橋のすぐ近くに設置されています。
チケットを事前に、オンラインで購入することもできます。
◼️クルーズ料金(Sightseeing cruise)
50分間のクルーズ料金、€9.8ユーロ
100分間のクルーズ料金、€12.8ユーロ
◼️営業時間
3月〜10月の毎日 11:00 ~ 17:00
11月〜2月(土、日曜日のみ)11:00 ~ 16:00
◼️住所
Mainkai, 60311 Frankfurt am Main
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ホルバイン橋【Holbein Steg】
近年の1990年に開通した、現代的なデザインの吊り橋、
ホルバイン橋
全長210mで、歩行者と自転車専用の橋となっています。
特に観光スポットという訳ではありませんが、フランクフルト駅から徒歩でシュテーデル美術館へ行く場合には、この橋を通るのが近道になります。
◼️ホルバイン橋の場所
シュテーデル美術館 近く
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シュテーデル美術館【Städelmuseum】
フランクフルトのマイン川沿いにある「シャウマインカイ通り (Schaumainkai)」には、たくさんの名高いミュージアムが立ち並んでいます。
その中でも特に必見なのが、シュテーデル美術館
この美術館には、レンブラント、フェルーメール、ヒエロニムスボス、ブリューゲル、ルーベンス、モネ、ピカソなど、世界屈指のコレクションが集められており見応え十分です!
コレクションを観ていて気になったことですが、日本では知られていないオランダの画家の作品が、以外と数多く見受けられた事です。
中世の時代における、画家の宝庫「オランダ」の凄さが、ここでも伝わってきます。
◼️入場料
一般 €14ユーロ
◼️営業時間
火・水・土・日曜日、10:00 ~ 18:00
木・金曜日、10:00 ~ 21:00
◼️最寄り駅
Otto-Hahn-Platz(トラム 16号線)
停留所からシュテーデル美術館まで、徒歩で約4分。
徒歩でフランクフルト中央駅から美術館まで約13分。
◼️住所
Schaumainkai 63, 60596 Frankfurt am Main
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ショッピング街
フランクフルト市内の、歩行者天国ショッピング街、
ツァイル通り (Zeil)
「ハウプトヴァッヘ」から東側にある歩行者専用の通り「ツァイル」には、ショッピングモールやデパート、そしてたくさんのお店が立ち並んでいます。
世界の高級ブランドが立ち並ぶショッピング通りは、
ゲーテ通り (Goethestraße)
ゲーテ広場と旧オペラ座の間にあるゲーテ通りには、グッチ、シャネル、プラダなどの、世界の有名高級ブランド店が軒を連ねています。
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フランクフルト中央駅【Frankfurt Hbf】
フランクフルト中央駅
Frankfurt Hauptbahnhof、略して Frankfurt Hbf
ドイツ国内の主要都市はもちろん、アムステルダム、ブリュッセル、パリ、ウイーン、バーゼルからも国際列車が乗り入れてる、ヨーロッパで最大級のターミナルステーションの一つ。
高速鉄道を利用しての所要時間は、ブリュッセルなら3時間、アムステルダム、パリなら約4時間で移動します。
フランクフルト市内を走る「近郊電車 (S-Bahn)」「地下鉄 (U-Bahn)」、トラムやバスも乗り入れているのでの、交通網はとても充実しています。
ドイツ最大規模の空港「フランクフルト国際空港」からも大変近く、15分程で移動できる距離に位置しているので、飛行機の乗り継ぎを利用して短時間の市内観光も楽しめるでしょう!
市内観光に必要な情報も、駅構内に設置してある「ツーリスト・インフォメーション (Tourist info)」で手に入ります。
この場所は、駅構内中央部の出入口付近にあります。
フランクフルト市内を移動する際に、市内の公共交通機関を無制限に乗れる、便利な1日乗車券があるのでお伝えしておきましょう!
料金は 1日 €5.35ユーロで、トラム、地下鉄、近郊鉄道、バスを自由に利用できるので、市内の移動にはとても便利です。
✅ フランクフルトのトラム・地下鉄に便利なチケット(乗車券)の買い方と乗り方まで解説! |
市内に出向く前に、中央駅で1日乗車券を購入しておくと手間が省けて便利です!
◼️フランクフルト中央駅 住所
Am Hauptbahnhof, 60329 Frankfurt am Main
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ハーゲンタッツ【Häagen Dazs】
最後に一つおまけ!
フランクフルト市内にあるアイスクリーム専門店、
ハーゲンタッツ (Häagen Dazs)
観光スポットというわけではありませんが、フランクフルトらしい建物が印象的なので紹介しておきます。
フランクフルトにハーゲンタッツのお店は3件ありますが、ここは旧市街地にあるショッピング街の建物の一角にあります。
場所はレーマー広場とハウプトヴァッヘの中間で、どちらからでも徒歩で約3分のところに位置しています。
カフェ・レストラン以外の休憩場所としてもいいですね。
◼️営業時間
月〜金曜日、13:00 ~ 19:00
土・日曜日、12:00 ~ 19:00
◼️最寄り駅
Hauptwache(U-Bahn, S-Bahn)
Römer/Paulskirche(トラム)
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フランクフルトについて簡単に!
フランクフルトはヘッセン州にあるドイツ第5の都市で、マイン川沿いに位置しています。
かつてこの街は、東京のように第二次世界大戦の爆撃により破壊されてしまいましたが、その後復興して、今では高層ビルが多く立ち並ぶ近代都市に生まれ変わりました。
そして、ドイツの証券・金融機関の中心地となり、欧州通貨「ユーロ」の中枢である欧州中央銀本店も設置されているのです。
近代建築だけでなく、破壊された歴史的建造物も復元され、近代都市に混じって中世の姿を今に残しています。
フランクフルトは金融や証券の中心地でありながら、ロンドンやニューヨーク、東京などのような巨大都市ではなく以外と小さな街です。
それゆえ、観光スポットもある程度集中しているのです。
おわりに
これでフランクフルトにどのような見所があるのか、お分かりいただけたと思います。
ここで紹介した見所スポットを、1日で全て見廻るには無理がありますが、旅行の時間や都合に合わせて訪れてみたい場所を絞りこむといいと思います。
2日もあれば、ミュージアムもじっくりと鑑賞できますね!
そして、市内の公共交通機関を有効に利用すれば、移動も楽になりとても便利です。
フランクフルトを訪れた際に、この情報を参考にしてみてください!
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