2015年11月に登場した、iPad専用のApple Pencil (アップル・ペンシル)。
当初はiPad Proだけの対応でしたが、今では他のモデルにも使えるようになっています。
スクリーン上で紙に書くようなことができ、指先では難しい細かいピンポイント作業も可能で、特にクリエイターには必要不可欠なもの。
この記事では、はじめてペンシルを使う際の設定方法について、簡単に解説していきます。
※2020年12月31日 更新
Apple Pencilの種類
まずはじめに、Apple Pencilには2種類あるので買い間違えしないように、使用できるiPadのモデルを知っておく必要があります。
🔵 Pencil 第1世代の対応機種
- iPad 第6、第7、第8世代
- iPad Air 3
- iPad mini 5
- iPad Pro 10.5インチ
- Pro 9.7インチ
- Pro 12.9インチ 第1、第2世代
第1世代のペンシルは、キャップを取り外して充電とペアリングを行います。
税込標準価格:¥11,880 / (ヨーロッパ €99)
🔵 Pencil 第2世代の対応機種
- iPad Pro 11インチ 第1、第2世代
- iPad Pro 12.9インチ 第3、第4世代
- iPad Air 第4世代
第2世代のペンシルでは、iPadの横に磁力で取り付けると、充電とペアリングが行われます。
税込標準価格:¥15,950 / (ヨーロッパ €135)
◾️アップル公式サイト (Apple Pencil)
🌐 www.apple.com/jp/apple-pencil
ペアリングの方法 (接続の認識)
Apple Pencil (第1世代) と iPadをペアリングさせます。
① ペンシルのキャップを取り外し、 iPadのLightningコネクタに差し込む
②「ペアリング」をタップ
以上で完了です。
第2世代のPencilでは、iPadの側面に装着すると画面にメッセージが表示されるので、 「接続」→「続ける」→「完了」とタップ。
ペアリングされない場合 (第1世代)
電池切れや他のiPadに接続した後では、認識が解除されてしまいます。
その場合は次の方法で操作します。
- iPad Pencil をLightning コネクタに差し込む
- ホーム画面の「設定」をタップ
- Bluetooth → オン
Bluetooth下に「Apple Pencil」が表示され、すでに接続したことがあれば、右側に「接続済み」と表示。
※充電の残量がない場合は「ペアリング」が表示されないので、Pencilを1分以上充電してから再度接続してみます。
例えばですが、iPad Air3 とmini5 を1本のペンシルで共有して使っている場合は、デバイスを代える毎にペアリングを行います。
Pencilの充電方法
第1世代のペンシルでは、2通りの方法で充電ができます。
- iPadのLightningコネクタに直接差し込む
- Pencilに付属してあるアダプターを使って、Lightningケーブルに接続
iPadに直接差し込む方法は、ぶつかってしまうとペンシルが接続部で破損するリスクがあるので、Lightningのケーブルに接続する方が安心です。
ちなみに、第2世代のPencilでは、iPadの側面に取り付けると自動で充電されます。
Pencil充電の残量を知る方法
iPad Pencil の充電残量は、ホーム画面のウィジェットで見ることができます。
まずは、その設定方法から説明していきます。(※システムバージョン 14.3)
❶スクリーンの上から下にスワイプ
ホーム画面であれば、左から右にスワイプ → ②
❷スクリーンの左から右にスワイプ
❸ウィジェットが表示したら、一番下の「編集」をタップ
❹ウィジェットの追加
「編集」をタップすると全てのアイコンが揺れ、画面の左上に現れる + プラスのマークをタップ。
❺ウィジェットのメニューから「バッテリー」を選択
現れたウィジェットの一覧表を下の方にスクロールすると、「バッテリー」が出てきます。
❻バッテリーのウィジェットを追加
①バッテリーを表示するアイコンのタイプを、3つの中から選べます。
②選択したら ウィジェットを追加 をタップ。
※ペンシルがペアリングされていると、自動的にバッテリー残量が表示されます。
次に、揺れてる画面をタップして、セッティングが完了。
🔵ペンシルのバッテリー残量を見る手順
- スクリーンの上から下にスワイプ (ホーム画面でない場合)
- 左から右にスワイプ
- ウィジェット (左側) に、iPad本体とペンシルのバッテリー残量が表示
Dockを多く設定して見る方法
Dockを「多く」に設定すれば、Dock (アプリのアイコン)を表示したままウィジェットが表れます。(横向きの場合)
- 「設定」
- 「ホーム画面とDock」をタップ
- 「多く」をタップ
ウィジェットを固定させてホームスクリーンに表示させるには、”今日の表示”をホーム画面に固定 の項目を「オン」。
ペンシルを使う目的
Pencilが必要か不要かは、iPadをどのような目的で使うかによって異なってきます。
🔵 ペンシルがあると便利、または必要となる使い方
- 文字を書いたりイラストを描く
- 画像の編集 (写真や動画)
小さい文字やイラストの細かい部分を指先で描くには限界があり、作業効率も良いとは言えません。
動画編集でも、細かい部分をピンポイントでタップするには、ペンシルが必要不可欠ですね。
その他では、ワードプレスなどでのブログの編集にも便利に使えます。
🔵 ペンシルが必要ではない場合
- 動画を見る
- インターネットでブラウザ
- メール・メッセージの閲覧
- SNSの投稿
- ゲーム (必要なゲームアプリも有)
- オンラインチャット、など
簡単なメモの使い方
最後に、とっさの場合にも役立つ簡単なメモの使い方をお伝えします。
ロックスクリーン状態で、ペンシルを一度画面にタップするとメモのアプリが開き、とても簡単にメモがとれます。
ただし、この機能を使う場合には、あらかじめ設定をしておく必要があります。(デフォルトで設定されているiPadもあります)
🔵 設定の手順
「設定」→「メモ」→「ロック画面からメモにアクセス」
次に「常に新規のメモを作成」または「最後のメモを再開」を選びます。
最後に
Apple Pencilは周辺機器としては安くないですが、持っていると便利なのは間違いありません。
デザインやノート書きなどのアプリもたくさんあるので、仕事や趣味でもペンシルの特徴が発揮できることでしょう。