オランダ観光/見所

【オランダ】夏日のアルクマール街歩き日記

更新日:

アルクマールの街

今年 (2020年) もすでに半年が過ぎ去り、もう夏になってしまいましたね。

オランダもコロナ禍でロックダウンされていましたが、規制も徐々に緩和されてきています。

6月になってからは規制の範囲内で、飲食店やミュージアムなども再開できるようになり、人々が街中に戻ってきています。

そんな中、チーズマーケットでも有名なアルクマールの街 (Alkmaar) に行ってきました。

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アルクマールの街歩き

2020年の6月も終えようとしている月末の金曜日、アルクマールの街に出向きました。

それというのも、街の教会でパイプオルガンのコンサートが再開されたこともあり、私は毎年恒例で日程が合えばコンサートを聴きに行っているのです。

この日は天気が良く、おまけに30度を超える陽気になりました。

  • 6月のオランダ平年気温:10〜22度

ただ、日本のように湿度は高くないので、空気はカラッとしています。

(オランダでも、年々温暖化していますね。)

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教会でのオルガンコンサート

アルクマールでは毎年、5月から8月にかけての毎週金曜日にチーズマーケットの開催に合わせて、教会で無料のオルガンサートが行われているのです。

聖ラウレンス教会 (Sint Laurenskerk)

  • 無料ランチコンサート:12:00、または 13:00 から30分間
聖ラウレンス教会

今年はコロナ禍の影響で、5月のコンサートは中止となっていました。

しかし、6月になると政府の緩和措置の発表で教会への入場も可能になり、再び壮大なオルガンの音色が聴けるようになったのです!

通常ならば、いつでも自由に入場できるのですが、今回はコロナ禍の対策で教会のウエブサイトから、事前にオンラインで入場チケットを申し込むことになりました。

これは、入場者数を管理するための目的で、教会の訪問だけでもオンラインで入場チケットの申し込みが必要となるのです。

  • 6月の規制措置:室内では最大30名までの入場
  • 7月からは最大で100名
オランダでは他の文化施設でも同じように、訪問する際には事前にオンラインで予約・登録が必要になり、この措置は今年いっぱい続けられる見込み。

聖ラウレンス教会には、大小2つのパイプオルガンがあり、この日も両方のオルガンを使用してのコンサートとなりました!

ちなみに、小さなオルガンは1511年に建造されたもので、オランダ国内で演奏することが可能である最も古いオルガンなのです!

この日は2つのオルガンを用いて、4曲の演奏を披露してくれました。

教会のコンサートでは、主にヨーロッパのオルガニストによる演奏が行われていますが、日本人の方も招待されて演奏することもあります。

昨年では、ドイツを起点に活躍されている、福本茉莉さんが演奏されました。

福本茉莉さんとは、彗星の如く数々のオルガンコンクールで優勝して、現在はドイツ・ヴァイマール (Weimar) の音楽大学講師。

教会内のカフェで休憩

この日は、6月にもかかわらず30度を超える夏日となりましたが、教会の中はエアコンが効いているかのように涼しく快適です!😊

そして、聖ラウレンス教会内にはカフェが設置されているので、涼しさの中で休息するのは最適!

教会のカフェ

私はカプチーノを注文して、一休みすることにしました。😋

普段ならケーキもあるのですが、コロナ禍のせいでしょうか? 飲み物だけしか取り扱いしていませんでした。

『ちょっと、残念...😅』

実はこの教会のカフェでは、ビールやワインも販売しているのです!

『えっ、教会の中で…!?』と思ってしまうかもしれませんが、そこはあまり深く考えないことにしましょう!

コンサートを鑑賞して一休みした後は、街中へ繰り出すことにしました。

街の中へ移動

ランゲストラート

Langestraat

毎年この時期になると、通りの街灯にはゼラニウムの花が飾られ、街がより一層美しく見えます。

教会前の通り (Langestraat) は、ショッピング街のメインストリートでもあり、車は入って来ない歩行者天国です!

商店街の通り

しかし、今現在ではコロナ禍の対策として、片側通行するようにマークが記されていて、社会的距離を保つための1.5mのラインを記している店舗も見かけます。

金曜日の午後には教会の塔にあるカリヨンで演奏が行われていて、街中に心地よい鐘の音が響き渡っています。

  • 聖ラウレンス教会のカリヨン演奏:金曜日 13:30 ~ 14:30

こちらは1509〜1520年にゴシック様式で建てられた旧市庁舎で、アルクマールではとても美しい建造物のひとつ。

現在は、自治体の結婚式場として利用されています。

ワーグ広場 (Waagplein) へ

ワーグ広場

次に向かったのは「ワーグ広場」で、チーズマーケットが開催される有名な場所でもあり、広場の周りにはたくさんのレストランが立ち並んでいます。

この教会のような建物は、アルクマールにおいて美しい記念碑のひとつでもある「ワーグ計量所」(Waag)。

建物の中には地元の観光案内所とチーズ博物館が設置されていて、チーズマーケットが開催されるときには、チーズの計量所としても使われます。

本来ならば、この広場でチーズマーケットが行われるのですが、政府の措置により8月末まで大きなイベントは中止。

その代わりにレストランのテラスが広場いっぱいに広がっていて、たくさんの人が食事できるようになっています。

こちらのワーグ計量所でも、教会と同じようにカリヨンの演奏が行われます。

  • チーズマーケット開催の金曜日:11:00 ~ 12:00
  • 土曜日:13:00 ~ 14:00

さらに街の奥へと!

アルクマールの街

ワーグ広場から更に奥へ進んで行くと、これまでとは一変してとても静かな地区に入ります。

橋を渡ってすぐの辺りには、カフェ・レストランや商店がありますが、もうちょっと足を進めて行くと素晴らしい光景が目に付きます。

アルクマールの運河

運河沿いの街頭や橋にも色鮮やかな花が飾られて、とても癒される光景です。

ボートで運河をクルージングして楽しむ人も!

セントヤコブストラート

夏の季節にアルクマールの街を訪れるのでしたら、この通りは必見です!

  • Sint Jacobstraat

民家の壁には緑が覆っていて、吊り下げプランターには綺麗な花も飾られている、とても美しい通りですよ!

◾️地図の表記

一つ隣の通りには、記念碑でもあるオランダのスーパーマーケット「アルバート・ハイン」の第3号店が、今でもその姿を残しています。

  • アルバート・ハイン (Albert Heijn):オランダ、ベルギーのフランダース地方に展開しているスーパーマーケット

もちろん、修復されていますが当時の面影が残っていますね!

現在はブティクが店舗として入っています。

◾️住所
Fnidsen 85, 1811 NE Alkmaar

◾️地図の表記

さて、再び市内中心部へと戻り、街中のレストランでコーヒータイムをとることにしました!

Photo:2019

De Heeren van Sonoy

こちらは、中世に建てられた修道院で、今はレストランとして利用されています!

屋内は予約が必要なのですが、中庭のテラスは利用できるので問題なし。

◾️住所
Hof van Sonoy 1, 1811 LD Alkmaar

◾️地図の表記

レストラン・ソノイ

入店の際にはハンドジェルが用意されているので、まずはそれで手を消毒。

そして、係の人が健康状態を質問!

  • コロナ感染の対策措置として、飲食店を利用する際の確認事項

もちろん、感染していたり体の不調もないので問題なし。

アップルケーキとカフェ

最初にお伝えした教会のカフェではケーキが無かったので、ここで頂くことにしました。

オランダ定番の「アップル・タールト」(アップルパイ) のホイップクリーム添え!😋

  • Appeltaart met Slagroom

オランダのカフェやレストランには、必ずと言っていいほどメニューにあるデザートで、リンゴがギッシリと詰まっているのが特徴。

店舗によって微妙にレシピが違うので、味もさまざまで楽しめます!

終わりに

アルクマールの通り

ということで、アルクマールの街の散策でした。

最後に、この街での楽しみ方をまとめてみます。

  • 教会での無料オルガンコンサート (金曜日)
  • カリヨンの鐘が聞ける
  • チーズマーケット (金曜日)
  • 歩行者天国のショッピング街
  • 美しい街並み

今後もまた、別の街を訪れた様子を日記調でお伝えしたいと思います。

ご購読ありがとうございました。🤗

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