オランダ観光/見所

オランダの走る博物館!小さな蒸気機関車でレトロな旅を体験

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蒸気機関車と風車

オランダでレトロな蒸気機関車が走っているのを知ってますか?

春から秋にかけて『走る博物館』とも言われる、100年以上前の小さな蒸気機関車で、オランダのホールンからメデムブリックまでの20キロの区間を、ゆっくりと走る汽車の旅が体験できるのです。

この記事ではレトロな汽車の旅と、そのチケットの買い方、乗り場へのアクセスの方法についても詳しくお伝えします。

※2020年5月26日更新

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オランダの小さな蒸気機関車でレトロな旅

蒸気機関車でレトロな旅

Museum Stoomtram Hoorn-Medemblik

ホールン~メデムブリックの蒸気トラム・ミュージアム

1887年に、ホールン (Hoorn) からメデムブリック (Medemblik) まで鉄道が開通して、蒸気機関車が走り始めました。

今日、ふたたびその区間を100年以上前の蒸気機関車が率いる客車に乗って、タイムスリップしたかのような体験ができるのです。

そして、オランダの美しい風景を楽しむことができ、春には色彩豊かなチューリップ畑を眺められるのが注目!

【運行期間】2020年6月6日 〜11月14日

  • 6月は、土・日曜日のみ
  • 7〜9月は、ほぼ通常運行
  • 10、11月は、限定的な運行

※コロナウイルスの影響で、通常の運行スケジュールとは異なります。詳しくは、こちらのスケジュール表から。

汽車は時速30〜40キロほどでゆっくりと走行するので、のどかな景色をじっくりと眺めることができます。

※博物館では「蒸気トラム」と表現していますが、この記事では「蒸気機関車」としてお伝えしていきます。

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蒸気機関車の走るルート

オランダの田園地を走る汽車

蒸気機関車の走るルートは、直線距離でアムステルダムの北約32キロのところに位置したホールンという街から出発し、メデムブリックまで20キロの区間を、途中停車も含めて1時間20分かけて走ります。

『Historische Driehoek』

「走る博物館」の起点となる3つの街、ホールン、メデムブリック、エンクハウゼンは、歴史的な三角地帯と言われ、中世の黄金時代にはオランダの東インド会社「VOC (Verenigde Oost-Indische Compagnie)」が拠点を置く、歴史的に重要な場所でした。

田園地の風景

汽車はホールン駅を出発すると街の中を走り、しばらくすると広大な田園地へと入っていきます。

その中でも、春の時期にはチューリップ畑が見どころ!

車窓からチューリップ畑の眺め

この路線周辺にはたくさんのチューリップ畑があるので、特に4月になると色鮮やかな絶景が見られます。

車窓からの眺め

客車の車窓からは、こんな感じです。

客車から眺めるチューリップ畑

客車の連結部分のデッキからの眺め!

汽車の乗務員の案内

車内ではスタッフがオランダ語と英語で、乗車中の安全等の説明が行われます。

ホールン駅を出発して25分くらい経つと、ウォグナム駅 (Wognum) に停車。

ウォグナム駅

Wognum駅

この駅には15分間止まっているので、休憩も兼ねて駅の敷地内を自由行動。ただし、線路内には入らないように!

走るミュージアムの蒸気機関車

蒸気機関車は一番人気ですね!多くの人が詰めかけ記念写真を撮っています。

カラフルなチューリップと汽車

春には、ウォグナム駅 (Wognum) にもカラフルなチューリップが咲いています!

チューリップと客車

この汽車の旅でもう一つの楽しみが、車内で食べれるオランダ定番の小さなパンケーキ「ポファチェス (Poffertjes)」

車内販売の小さなパンケーキ

ホーレン駅を出発すると車内でスタッフが注文を受け、ウォグナム駅を出てから配られます。ただし、数には制限があります。

このポファチェスの値段は €3.7ユーロ。

ツゥイスク駅

Twisk駅

その後、汽車は「Twisk」と「Opperdoes」駅にも一時停車しますが、降りることはなく乗車したままで直ぐに出発します。

オッパードゥース駅

Opperdoes駅

そして、汽車は終点のメデムブリック駅 (Medemblik) に到着。

メデンブリック駅

Medemblik駅

駅に着いた汽車は、折り返し運転するのでそのままホームに停車。

蒸気機関車だけは、方向転換のために単独で移動し、給水と連結作業が行われます。

ちなみに、この駅に停車している黒い貨物車の中はトイレになっています!

【走る博物館】の乗り物

ここからは博物館の乗り物、蒸気機関車と客車、そして遊覧船も見ていきましょう。

蒸気機関車・ベッロ【NS7742 Bello】

蒸気機関車ベッロ

この『走る博物館』で主役となるのが、1904年にドイツで製造された蒸気機関車NS 7742型・Bello

大きさ的には普通の蒸気機関車よりひと回り小さめで『きかんしゃトーマス』を思わせるような感じです!

Bello の運行時間はホールン駅を10:40に出発して、帰路はメデムブリック駅を13:20に発車します。

ベッロ蒸気機関車のプレート

100年以上前の機関車ですが、とても綺麗に復元され現役で活躍しています。

資料によると、この蒸気機関車の最高速度は65km/hとなっていますが、この路線においては約30〜40km/hで、ゆっくりと走行します。

機関室の見学

機関室の様子

ホールン駅を出発した列車は終点のメデムブリック駅に着き、そこでは記念に写真を撮ったり、蒸気機関車をじっくり見ようとたくさんの人が詰めかけます!

私もメデムブリック駅に到着した際に、機関室の中を見学させてもらいました。

機関室内も外観と同様に、とても綺麗に復元されています!

機関室のボイラー

さすがにボイラーのある機関室は、熱気を感じます!

機関室内にある石炭

石炭はどこにあるのかなと...?

機関室の左側に収納スペースがありました。

機関車を見学するヒント!

出発のホールン駅や、列車がメデムブリック駅に到着したばかりの時は、たくさんの人が蒸気機関車に詰めかけてしまいます。

しかし、しばらく待つと見学する人も機関車から離れるので、その頃が狙い目!

そして、メデムブリック駅では帰路の方向転換のために、機関車の単独移動も見られるので、興味のある方はこの時間帯が一番のオススメ。

【Bello】が牽引する客車

木製シートの客車テーブル付きの客車51型客車ソフトシートの客車行き先のボード

Bello が牽引する客車は1950〜1954年に製造された車両で、オーストリアの鉄道で使用されていました。

これらの客車は連結器部分を通行することが可能で、走行中もデッキに立つこともできますが、蒸気機関車のすぐ近くの車両にいると、石炭の灰をかぶってしまうので注意を!

蒸気機関車【SHM 30】

蒸気機関車SHM30型

この蒸気機関車はドイツ製、1908年に製造。

SHM-30型【Arnold Jung Lokomotivfabrik】

当時は、ロッテルダムのガス工場で使用されていた機関車です。

30型蒸気機関車の機関室

この蒸気機関車は期間限定での走行で、1日に2本の汽車が運転される場合に走ります。

運行時間は、ホールン駅を11:40に出発、帰路はメデムブリック駅を15:20に発車します。

【SHM30】が牽引する客車

370型客車一等車の客席24型客車郵便貨物車21型客車横座りの二等車横座りの一等車客車のデッキ貨物車の最後尾

SHM30型-蒸気機関車が牽引するのは、どれも100年程前の歴史のある客車ばかりで、貨物車・郵便車なども一緒に連結されています。

それぞれの客車には、木の座席の2等車と、柔らかいクッションが敷かれた1等車に別れています。

遊覧船【Friesland】

走る博物館の遊覧船

エンクハウゼンとメデムブリック間のアイセル湖沖を運航する遊覧船「フリースラント (Friesland)」

この遊覧船は、1955年に製造されました。

当時、オランダの北部にある街「ハルリンゲン (Harlingen)」と、さらに北に位置している島「テルスヘリング (Terschelling)」間を、1980年代半ばまで運航していた船です。

遊覧船のキャビン遊覧船からの眺め遊覧船内のバー遊覧船のデッキ遊覧船キャビンのテーブル遊覧船の前方

船の様子はこんな感じで、座席とテーブル、船内中心部にはバーも設置されているので、スナックや飲み物などを購入することもできます。

移動時間は1時間以上あるので、お茶をしながら船の旅を楽しめます!

乗車ポイントへのアクセス方法

博物館のある汽車の出発地点はホールンですが、それぞれの乗車・乗船ポイントについても説明します。

ホールン駅への行き方

蒸気機関車のホールン駅

博物館の汽車の出発地点はホールン駅 (Hoorn)。

この駅へのアクセスは、アムステルダムから直通の列車・インターシティ (Intercity) を利用すれば、所要時間は約30分。

ちなみにインターシティは、30分おきにアムステルダムから出発しています。

《ホールン駅・博物館 (窓口) の場所》

エンクハウゼンへの行き方 (遊覧船を利用する場合)

エンクハウゼン駅

汽車で往復する場合は再びホーレン駅に戻ってきますが、帰路を遊覧船で戻る場合には、エンクハウゼン (Enkhuizen) が到着地になります。

往路で遊覧船を利用する場合にも、ホーレンではなくエンクハウゼンまで行かなければなりません。

この場合、エンクハウゼンホールン間は、オランダ鉄道 (NS) を利用しますが、この区間の乗車料金は博物館のチケットには含まれていないので、別途に購入します。

オランダ鉄道インターシティ

オランダ鉄道 (NS) インターシティでの所要時間

  • エンクハウゼン ~ ホールン間:約25分
  • エンクハウゼン ~ アムステルダム間:1時間

遊覧船乗り場は駅から100mちょっとなので、直ぐに見つけられるでしょう。

《エンクハウゼン駅の場所》

メデムブリックで汽車とフェリーとの乗り換え

メデムブリッツの汽車とフェリーとのアクセス

汽車の終着駅「メデムブリック駅 (Medemblik)」

遊覧船との乗り換えは、この場所になります。

メデンブリックの遊覧船乗り場

遊覧船乗り場は、メデムブリック駅のちょうど反対側に位置しています。

《メデムブリック駅の場所》

メデムブリックでの過ごし方

メデンブリック駅前の商店街

ここでチョット、メデムブリックでの過ごし方を簡単に提案します。

汽車と遊覧船のどちらでも、メデムブリックに到着するのはお昼時で、折り返しで出発するまで1時間20分も時間があります。

駅前の通りは小さなショッピング街で、カフェやレストランも数件立ち並んでいるので、その時間を利用して昼食をとるのがオススメ!

メデンブリックのベーカリー博物館

Bakkerij Museum

駅のすぐ近くには、パン屋の博物館 (Bakkerijmuseum) があるので、ここに訪れるのもいいと思います。

パンやお菓子の製造に関する資材の展示以外にも、実際にクッキーやチョコレート作りを実演しています。

博物館にはショップもあるので、いろんなお菓子を買うこともできます。

なぜ、この博物館がオススメかというと、実はインターネットで汽車のチケットを申し込む際に、この博物館の入場券も割引で購入できるからです!

🔵 Bakkerijmuseum De Oude Bakkerij

◾️営業日程・時間
火曜日〜日曜日11:00 ~ 17:00
1月〜2月中旬、休業

◾️入場料
大人 €7、3~12歳 €5、2歳以下 無料
ミュージアムカード所持者は無料

《ベーカリーミュージアムの場所》

チケットの買い方

博物館のチケット (乗車・乗船) は、ホーレン駅の蒸気機関車の発着する駅舎の窓口で購入します。オランダ鉄道の駅舎とは異なるので間違えないように!

往路をフェリーで行く場合には、エンクハウゼン駅前にある観光案内所 (VVV-Enkhuizen) でチケットが購入できます。

🔵 往復料金

  • 大人:€23.15 ユーロ
  • 子供 (4〜12歳):€17.3 ユーロ

乗車チケットの枚数には制限があるので、当日に購入するのでしたら最低でも30分くらい前に到着しておいたほうが無難ですね。

特に祭日や週末・観光シーズンのピーク時では、混雑や早めに売り切れてしまう場合もあります。

確実にチケットを確保するには、インターネットで申し込みをしておいた方が安心です!(ウエブサイトは英語にも対応しています。)

※インターネットで申し込んだ場合は、Eメールにチケットが送られてくるので、必ずA4用紙にチケットをプリントして持参するのを忘れずに!

利用するルートは次の3通りから選べます。

  1. 汽車で Hoorn ~ Medemblik の往復
  2. 往路: Hoorn → Medemblik (汽車)、帰路: Medemblik → Enkhuizen (フェリー)
  3. 往路: Enkhuizen → Medemblik (フェリー)、帰路: Medemblik → Hoorn (汽車)

※遊覧船を利用する場合、Hoorn 〜 Enkhuizen 駅間の鉄道料金 (NS) は、博物館の乗車チケットに含まれていないので注意を!

チケットには、博物館であるホールン駅内の展示室や、アトリエの見学も含まれているので、往復して戻ってきてからじっくり見学するといいですよ。

ミュージアムカード対応

オランダのミュージアムカードを持っていれば、無料で汽車とフェリーに乗ることができ、オンラインで事前に予約しても料金は€2ユーロだけです。

ミュージアムカードについて、詳しくはこちらから!

参考記事 お得なオランダのミュージアムカード

運転スケジュール

蒸気機関車の運転する期間は春から秋にかけて。(日程によって汽車の運転本数は異なります)

運行期間:2020年6月1日 (予定) 〜 11月14日

毎週月曜日は休みですが、7〜8月は毎日運転しています!

2020年の運転スケジュールはこちらから、
✅ Timetable information

🔵1日1往復の場合のスケジュール

  • 往路:10:20にホールン駅を出発、12:05にメデムブリック駅に到着。
  • 帰路:13:20にメデムブリック駅を出発、14:40にホールン駅に到着。

🔵1日に2往復する場合、2本目の汽車のスケジュール

  • 往路:11:40にホールン駅を出発、13:10にメデムブリック駅に到着。
  • 帰路:15:20にメデムブリック駅を出発、16:45にホールン駅に到着。

※蒸気機関車・客車の編成はスケジュールによって変わる場合があります。

最後に

オランダでレトロな汽車に乗って、のどかな旅が体験できる『走る博物館』

特にチューリップ畑の見れる4月から5月始めの頃はオススメですが、それ以外の時期でも美しいオランダの風景を眺め、タイムスリップしたかのような汽車の旅を楽しめるのは間違いないでしょう!

汽車で往復するのもいいですし、遊覧船との組み合わせで3つの街を巡ってみるのもいいですよ。

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