
アムステルダムは、世界でも有数なフォトジェニックな雰囲気のある都市。
特に世界遺産である運河はもちろん、切妻屋根の細長い建物や、中世の建造物も街の魅力となっています。
そのようなフォトスポットに適している場所を、個人的な見解も含めて紹介します。
フォトスポットに限らず、アムステルダムの見どころ情報としてもお役に立てると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
※2021年3月4日 更新
1. ダムラック

Damrak
絵葉書にもよく見られるような、アムステルダムらしい細長い建物が運河沿いに立ち並ぶスポット。
朝・昼・晩の時間帯を問わずに、いつ撮影しても絵葉書のような感じになるでしょう!

場所を変えて、いろんなアングルから撮ってみるのも楽しみの一つですよ。
2. アルムブルグの前

Armbrug
運河の分岐点となる場所で、「Armbrug」という橋の手前にあるスポット。
ダムラックと同様に運河の中に建物がある場所は、アムステルダムではそう滅多に見かけられません。
3. 聖ニコラス教会

Sint Nicolaaskerk
アムステルダムの駅前広場から眺められる「聖ニコラス教会」
1887年に建てられた教会で、運河と周りの建物との調和がとてもいい感じです。
日が暮れるとライトアップするので、夕暮れのブルーアワーや夜景もオススメ。
4. アムステルダム中央駅

Amsterdam Centraal Station
アムステルダムの玄関口となる中央駅は、1889年にオープンした歴史を感じさせる建物。
赤レンガが特徴的で、日の光によっては赤く見えたり、オレンジ色にも見えます。

反対側の改札口は川沿いに面していて、旧市街地とは全く異なった風景が見られます。
そして、次にお伝えしますが、中央部に見える高い建物「A'DAM LOOKOUT」からの眺めはオススメ!
5. アダム・ルックアウト

A'DAM Lookout
高さ100mに空中ブランコと、スカイデッキがある「アダム・ルックアウト」
まずこちらは西側の風景ですが、アムステルダムを高い位置から360°見渡せる、唯一のスポット。
その下にある階は全面ガラス張りで、同じく展望することができます。

こちらは東側の風景。
撮影する方向にもよりますが、逆光になってしまうことが少し難点。
ズームレンズがあれば、撮りたい部分をフォーカスすることができますね!
A'DAM Lookout の入場は有料です。
チケットはオンラインか現地の窓口で購入できますが、現地で買う場合はカードのみ。(Maestro, Visa, Mastercard, AmericanExpress が対応)
- 13歳以上 €14.5ユーロ / 4〜12歳 €8.5ユーロ
- オンラインでの購入は割引
6. レッケレスラウス

Lekkeresluis
こちらも、アムステルダムでは定番のフォトスポット。
運河が交差する場所なので、画像には橋・運河・ボートの3要素を取り入れられます。
ちなみに、ちょうど角にある切妻屋根の建物は、クリントン前大統領がお忍びで訪れた「Papeneiland」というカフェです。
7. モンテルバーンス塔

Montelbaanstoren
運河沿いにそびえ立つ、16世紀に建築されたモンテルバーンス塔。
こちらも運河が交差する場所で、川幅も広く撮影ポイントが色々と選べます。

こちらは、別の位置から見た風景。
塔の他に高い建物はなく、大きな空が背景になってしまうので、日中の撮影ならば青空の見れる天気の良い日が最適ですね。
8. 南教会の見える運河

Zuiderkerk
運河の真ん中に、南教会の塔が見える絶好のスポットで「Staalmeestersbrug」という橋から撮りました。
夏には樹木の葉が生い茂り、秋にはカラフルな紅葉と、四季を通じていろんな姿が見れる場所です。
9. ダム広場

Dam Square
アムステルダムではお馴染みの人気スポットのダム広場。そして、正面には17世紀に建てられた王宮があります。
この写真はコロナ禍の最中に撮ったので、観光客は全くいませんでしたが、普段は人が集まることが多いので、人気の無い時を選ぶのでしたら朝の早い時間帯がオススメです。
10. 西教会

Westerkerk
こちらもアムステルダムでは定番なフォトスポットの一つで、運河と西教会が眺められる場所です。
この写真は、西教会から約200m離れたところにある橋から撮影しました。
11. 平な建物?

...これ、平な家⁉️
実は、建物を眺める角度によって、平らのように見えるのが面白いスポット。
近くまで行ってみると、どのような建物なのか分かりますよ!
この場所は西教会とアンネフランクの家からみて、運河を挟んだ反対側にあります。
12. ムント塔

Munttoren
ムント塔はモンテルバーンス塔と同じく、中世に建てられた城壁の一部。
まずは運河の中心部に塔が眺められる、Halvemaansbrugという橋からの撮影。

こちらは街の通りから。
もし、道の真ん中で撮影するときには、くれぐれも走行してくるトラムに十分注意を!
13. 4つのへームスキンデレンスラウス

Vier heemskinderensluis
アムステルダムの運河には、数多くの橋が架けられていますが、その中の一つに、橋が立て続けに見られる場所があります。
この撮影スポットにはベンチシートも置かれてあるので、くつろぎながらアムステルダムの風景を眺めるにもオススメの場所。
14. セント・アントニースラウス

Sint Antoniesluis
横に大きく傾いた建物のカフェ (Café de Sluyswacht) があるスポット。
橋には自転車が置いてあったり、花も飾られてあるので、アムステルダムらしいワンショットが撮れると思います。

裏側に移動すると水門も見えて、運河に映る風景が撮れます。
15. アムステルダム国立美術館

Rijksmuseum
オランダで一番大きくて有名な美術館。
アムステルダム中央駅と同じ建築家 (Pierre Cuypers) がデザインしたので、似たような雰囲気のある建物です。
2018年12月をもって、一番の人気スポットでもあった「I amsterdam」のロゴは、撤去されてしまいました。
しかし、人口の池や美術館の庭園もあるので、いろんな角度からの撮影が楽しめます。
16. マヘレの跳ね橋

Magerebrug
アムステルダムで最も有名で美しい「マヘレの跳ね橋」は、フォトグラファーにも人気のスポットです。

夜になると橋全体がライトアップされ、ロマンチックな雰囲気を演出します。
17. もう一つの跳ね橋・ワルタースースキントブルグ

Walter Süskindbrug
マヘレの跳ね橋のすぐ近くにある、もう一つの跳ね橋。
ひと回り小さいすが、オランダらしい雰囲気は十分にあります!
個人的には、こちらの橋が好みです。
18. ブラウブルグ

Blauwbrug
1889年に建築されたこの橋は、損傷もなく良い状態で維持されてきました。
街灯のある柱と橋の支え部分には、彫刻が施されてあります。

橋の上からは、マヘレの跳ね橋を撮るのに最適な場所ですが、夕方になると反対方向に綺麗な夕暮れが見られます。
19. ピートン橋

Pythonbrug
さらにもう一つ、あまり知られていない橋をお伝えします。
2001年に完成した赤い色の美しい橋で、その翌年には「国際人道橋」に選ばれました。
橋の曲線は、ニシキヘビの「パイソン」(Python) の動きをイメージしたデザイン。
青い空と水面の中に浮き出る、赤い色が印象的です。
20. ロマンストラート

Lomanstraat
この通りは運河や建物が主役でなく、樹木が互い違いに交差しているのが注目のスポット!
アムステルダム中心部から少し離れていますが、ロマンチックな雰囲気のある場所なので選びました。
おまけ!

最後に、アムステルダムの街中に出没する、たくさんの花で装飾された自転車を紹介しておきます。
全部で8〜10台ほどあると思いますが、いつ、どこに現れるかは誰にも分かりません!

もし街中を散策していれば、これらの自転車を見つける事ができるでしょう!
出没する可能性の高い場所としては、西教会近くの橋が挙げられます。
最後に写真を撮るヒント!
終わりにに、アムステルダムで写真を撮るヒントをいくつか挙げておきます。
- 鏡のような水面を撮るには、ボートが動き出さない朝の早い時間に。
- 自転車やボート、橋などを取り入れると、よりアムステルダムらしい雰囲気が演出できます。
- 春にはチューリップ、夏にはゼラニウムなどの花も被写体の要素。
- 日暮れ前後のオレンジ色やブルーアワーの空、そして夜景もオススメ。
- 街の通りで撮影するときには、トラムや車、自転車にも気をつけましょう!
アムステルダムでフォトスポットを探しているのでしたら、ぜひ参考にしてみてください。
その他にも街を散策していれば、ベストなシーンをたくさん見つけ出せることができますよ!
【追記】この記事内にも掲載している一部の写真を販売しております。
詳しくは、こちらの記事から。