オランダの教会

ハーレムの有名なパイプオルガンのある聖バフォ教会

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ハーレム・聖バフォ教会

ヨーロッパといえば、歴史のある教会が数多く存在していますが、オランダも例外ではありません。

その中の一つ、オランダの古都ともいわれてるハーレム (Haarlem) の街にある「聖バフォ教会

この教会には、過去にモーツアルトとヘンデルが演奏した、世界的に有名なパイプオルガンがあるのです!

この記事では聖バフォ教会と、その有名なパイプオルガンについてもお伝えしていきます。

※2021年1月5日 更新

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ハーレムの聖バフォ教会

De Grote of st. Bavokerk

アムステルダムから西へ、約20Km離れた所に位置したハーレムの街。

ハーレムのランドマークでもある壮大な聖バフォ教会は、街の中心部のグローテマルクト広場 (Grote Markt) にあります。

聖バフォ教会の塔

教会の名前は「聖バフォ教会」、または「グローテケルク」(大きい教会) とも呼ばれています。

  • 塔の高さ:78m

教会自体も見所の一つですが、一番の注目は教会内のとても美しく壮大なパイプオルガン!

プロテスタントの教会なので装飾はシンプルですが、このパイプオルガンを見るだけでも訪れる価値は十分にあります。

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パイプオルガン

ハーレムは「北オランダ・フィルハーモニー管弦楽団」が拠点とする街でもあります。

そのコンサートホールと、聖バフォ教会にパイプオルガンがあることから、世界的にもオルガンの街として知られています。

クリスチャン・ムラー・オルガン

聖バフォ教会のパイプオルガン

Christian Müller Orgel

教会内の西側の壁にあるパイプオルガンは、ドイツ生まれのオランダ人であるオルガン建築家のクリスチャン・ムラー (Christian Müller) によって製作され、1738年に完成しました。

クリスチャンムラーオルガン

オルガンの高さは約30メートル、合計5068本のパイプで構成され、完成当時は世界で最大のパイプオルガンでした。

モーツアルトが演奏した証

このオルガンの有名な事と言えば、1766年に10歳のモーツアルトと、1740年と1750年にはヘンデルも2度演奏しました。

オルガンが設置してある壁には、モーツアルトが演奏したという証のプレートが掲げられてあります。

オルガンの彫刻

ハーレムのオルガンの彫刻

このオルガンで注目したいのが、色鮮やかに装飾された「彫刻」

ハーレムの紋章とライオンの彫刻

まず、オルガンの一番上にはハーレム都市の赤い紋章と、2匹のライオンが見られます。

オルガンに装飾されてある彫刻

そして、至るところにハープやフルート、チェロなどの楽器を演奏する天使などの彫刻も見かけられます。

見つけづらい2つの彫刻

実はこのオルガンには2つの見つけづらい彫刻があり、真正面からでは見ることができません。

ちょうど、中央前方のパイプの陰にあります!

隠れた彫刻

正面から少し横の方へ移動すると、前方のパイプの後ろに見えてきます。

管楽器を持っている彫刻で、クラリネットかオーボエでしょうか?

この2つの彫刻を見つけられる人は、あまりいないと思います。

まるで美術館の作品のように、オルガンに装飾されている彫刻を観るのも興味深いと思いますよ!

小さなコールオルゴール

聖バフォ教会の小さなオルガン

Het Koororgel

教会内の中央部には「コールオルゴール」という、小さなパイプオルガンもあります。

このオルガンは、ハーレム自治体によって購入され、1907年に設置されました。

オルガンの起源は、はっきりとしていませんが、おそらく1680年以前から存在していたようです。

クリスチャン・ムラー・オルガンと比べたら、小さくて可愛らしいですが、このオルガンも飾りではなく、実際に演奏が行われています。

オルガンのコンサート

教会では春から夏の終わりにかけて、お昼時や夜にコンサートが開催されています。

もし訪れる機会がありましたら、ぜひパイプオルガンの音色を聞いてみませんか!

夜の部のコンサートは、約1時間の演奏が行われますよ。

教会のステンドグラス

聖バフォ教会のステンドグラスは数多くありませんが、2つの作品を見てみましょう。

バフォ教会のステンドグラス

【写真:右】地元ハーレムのデザイナー「Michel van Overbeeke」が2009年に製作した作品『平和と寛容』(Peace and Tolerance)

【写真:左】「Louis Boermeester」によるデザインで、教会の修復作業の終了を記念して設置された、1985年の作品『Noach』

教会内の有名な墓跡

教会の床には約1500の墓石があり、ハーレムに関わる著名人が埋葬されています。

フランスハルスの墓石

その中の一つに、中世オランダの黄金時代を代表する絵画の巨匠 「フランス・ハルス」(Frans Hals) が埋葬されています。

その他には、オランダ最古の博物館「テイラース・ミュージアム」(Teylers Museum) を創設したピーター・テイラー (Pieter Teyler van der Hulst) も、この教会に埋葬されているのです。

教会の豆知識

この教会の歴史をたどっていくと、10世紀の頃に木造の小さな教会がグローテマルクト広場に建てられました。

元はロマネスク様式で建てられた教会でしたが、1347年と1351年に街で起きた大規模な火災によって、大きな被害を受けてしまいました。

その後、教会は1370~1538年にゴシック様式で建設されました。

ちなみにこの聖バフォ教会は、オランダ国定記念碑のトップ100の中に選ばれている建築物です。

ところで、ロマネスク様式建築とかゴシック様式建築とは何でしょう?

🔵ロマネスク様式建築

  • 10世紀末〜12世紀頃の建築デザイン
  • 低い建築
  • 壁が厚い
  • 窓が小さい

🔵ゴシック様式建築

  • 12〜15世紀頃の建築デザイン
  • 高い建築
  • 壁が薄い
  • 窓が大きい

聖バフォ教会は、十字架の形で建てられてる十字架教会です。

もともとはカトリックの教会でしたが、宗教改革の後、16世紀 (1578年) にプロテスタントの教会となり現在に至っています。

教会の詳細

🔵営業時間

  • 月曜日〜土曜日、10:00 ~ 17:00
  • 7〜8月は 日曜日もオープン、12:00 ~ 16:00

🔵入場料

  • 17歳以上:€3
  • 12~16歳:€1.5
  • 11歳以下:無料

🌐www.bavo.nl (日本語)

アクセス方法

最寄りの駅:ハーレム (Haarlem)

ハーレム駅

鉄道でアムステルダム中央駅からインターシティ (Intercity) 、またはスプリンター (Sprinter) で15 ~ 19分。

ハーレム駅から教会までは、徒歩で約10分。

最後に

いかがでしたか?

ハーレムの中心的存在であり、歴史のある聖バフォ教会。

18世紀にモーツアルトとヘンデルも演奏したという、由緒あるパイプオルガンの存在もお分かりできたことでしょう!

もし、ハーレムの街を訪れる機会がありましたら、ぜひ立ち寄ってみませんか!


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