iPadに対応した互換性のあるペンシルに、スタイラスペンというものがあります。
Stylus Pen
純正のApple Pencilに比べると価格は半額以下と安く、第1・第2世代ペンシル対応のiPad両方に使えるのがメリット。
一部の機能は備えていないものの、普通に使っている分には違和がありません。
そのスタイラスペンのひとつを取り上げて、使い方などを解説していきます。
※この記事は2020年12月の情報です。
iPad対応の安いスタイラスペン
Apple純正のPencilと比べると、手頃な価格のスタイラスペン。
使い方はとても簡単で、Bluetoothを使わないので、ペアリングする必要なし!
そして、ペンシルに対応したiPadなら、どのモデルにも使えます。
※iPad Air 4は発売して間もないので、スタイラスペンの対応機種に表示されていない場合がありますが、iPad Pro 11、12.9対応なら使用可能。
まずは価格を比較
スタイラスペンは、Amazonにたくさんの種類が掲載されています。
- Stylus Pen:2,000円代〜3,700円程 / 35ユーロ前後
- Apple Pencil 第1世代:11,880円 / 99ユーロ
- Apple Pencil 第2世代:15,950円 / 135ユーロ
2020年最新モデルならば、約3,700円。
いろんなメーカーのモデルがありますが、よく見ると似たような物がほとんど。
全く同じパッケージのスタイラスペンもあるので、製造元は一緒ではないかと思います。
私の持っているスタイラスペンはヨーロッパで注文したので、ウエブサイトにメーカー名は記載されていませんでした。
日本アマゾンなら、このモデルだと思います。
→ タッチペン【2020年最新進化版】
傾き感知機能が付いたモデルはこちら。(アマゾン)
→ タッチペン iPad ペン スタイラスペン【2020年進化版】
パッケージの中身
箱の中には、スタイラスペンと充電用のUSBケーブル、ペン先の予備も入っています。
そして、開封時はすでに充電されていました。
英語による簡単な説明書もあります。
🔵ペン先
ペン先をApple Pencil 第1世代と比べてみました。
同じような材質で、先端部の細さも互角。
🔵ペンシルの長さ
(画像はスタイラスペンとApple Pencil第1世代の比較)
スタイラスペンの長さは、Apple Pencilの第2世代と同じ。
- Stylus Pen:166mm
- Apple Pencil 1:175.7mm
- Apple Pencil 2:166mm
※スタイラスペンのモデルによって、長さは多少異なります。
スタイラスペンの使い方
ここからは取り扱い方を解説していきます。
操作はとても簡単!
ペンシルの頭の部分をタッチすると、スイッチがオン・オフ。
スイッチが「オン」になると、画像のように小さな青いランプが点灯。
5分間放置していると、自動でスイッチがオフにもなります。
スタイラスペンのスイッチをオンにしたら、iPadのスクリーンにタッチするだけで使えます。
iPadのBluetoothは必要ないですが、もし純正のアップルペンシルを使っていたら「オフ」に!
充電方法
付属のUSBケーブルを、スマホやiPadの充電器、パソコンのUSBポートなどに接続するだけで充電が開始。
ちなみに、スタイラスペン側はUSB-C。
- 充電中:🔴 赤ランプ点灯
- 充電完了:🟢 緑ランプ点灯
- 充電時間:約90分
- フル充電で使用できる時間:約20時間
使い勝手について
互換性のペンシルでもマグネットが組み込まれているのがあり、iPad Pro や iPad Air 4に装着できます。
ただし、アップルペンシルのように充電はできません。
スクリーン上の操作では、絵や文章を書いたり、写真や動画の細かいポイントの編集作業でも問題なく使えます。
Apple Pencilと比べても、遅延することなくスムーズに書け違和感なし!
しかし、書く時にペンの筆圧に対する動作は対応していません。
Apple Pencil第2世代のように、ペンをダブルタップしてツールを切り替える機能もありません。
2020年後期に発売されたスタイラスペンには、傾きの動作に対応する製品が登場しました。
🔴デメリット
- ペンシルの圧力、傾き感知 (一部除く) には対応していない。
- Apple Pencil 2のダブルタップ機能が無い。
- バッテリーの残量が分からない。
- IPad Air 4・Proに限り、マグネット装着の際に充電ができない。
🔵メリット
- 値段が安い!
- ペアリングの必要が無い
- Apple Pencil第1、第2世代のどちらの対応機種にも使える。
- 1本で複数のiPadに使える。
- マグネット内蔵で、iPad Air 4・Proに取り付けできるモデルがある。
参考までに、iPad mini 5、iPad Air 3、iPad Air 4の全3機種に、たった1本のスタイラスペンで使うことができました。
Apple pencilならば、機種を変える度にペアリングする必要があり、iPad Air 4には第2世代のペンシルが必要となるのです。
こんな方にスタイラスペンがオススメ!
- 安いペンシルを使いたい!
- 筆圧やダブルタップ機能は必要ない。
- Apple Pencil対応のiPadを複数持っているが、1本のペンシルだけで使いたい。
- 第1世代対応のiPadモデルから、第2世代対応モデルに買い替えた際に、同じペンシルで使える。
最後に
価格が安い互換ペンシルは、純正品と比べると機能面で劣る部分がありますが、全く使えないという事ではありません。
逆に言い換えれば、普通に使っている分には安い互換ペンシルでも、十分に機能するということです。