天気の良い日が続く7月の中旬、今回はオランダの古都でもある「デルフト」の街巡りをしてきました。
夏の🇳🇱デルフト。
— アルト・オランダ (@Artoshack) July 18, 2020
気温は25度程の陽気です😊 pic.twitter.com/mi9lwHUOin
週末の土曜日には、新教会にあるカリヨンの演奏が聞け、午後になると2つの教会でオルガンの演奏も行われるのです!
夏には運河沿いにたくさんの花が飾られ、とても美しい風景が見どころ!
ということで、そんなデルフトの街を歩き回った様子をお届けします。
夏のデルフトの街歩き
毎週土曜日になると、街の中心部にある教会でカリヨンの演奏が行われるので、まずはそれに合わせてデルフトの街に行きます。
移動手段は鉄道を利用して、最寄りの駅は「デルフト」(Delft Station)。
駅に着いたら歩いて7〜8分で、街の中心部にあるマルクト広場に到着。
街中には運河も廻り、絵になるような風景なのでちょっと記念撮影も!
前回にも紹介しましたが、アルクマールやライデンの街のように、運河に架かる橋や街灯などに花が飾られているのがオランダの特徴。
そして、必ずと言って良いほどに自転車もありますね!
マルクト広場で新教会のカリヨンを聞く
マルクト広場に着いたときには、ちょうどカリヨンの演奏が始まっていました。
- カリヨンの演奏:新教会
- 演奏の日程
- 火・土曜日:11:00 ~ 12:00
- 金曜日:19:00 ~ 20:00
この広場の周りには、カフェやレストランのテラス席がたくさんあるので、気に入った場所を選び、カリヨンの演奏を聞くのがオススメ!
私が選んだ場所は、「OTELLI」というイタリアン・ジェラート&エスプレッソバー。
デルフトに来たら、いつもここでアイスを買っています!
教会を正面に見て、ちょうど右側に位置しています。
このお店には、たくさんの種類のジェラートがあり、その他にもワッフルとのトッピングや、ケーキ、ドリンクも色々とあるのです。😋
テラス席の位置的にも教会から近すぎないので、塔を見上げて首が疲れることもありません。
というより、ジェラートが食べたかっただけですが...😅
ともかく、ちょうど良い場所です!
🇳🇱デルフト新教会
— アルト・オランダ (@Artoshack) July 18, 2020
カリヨンの演奏を聞きながら、アイスクリーム🍨をいただきます。😋
🔔🎶🎵 pic.twitter.com/Dd7SRj0qCe
そして、テラス席に座ってカリヨンの屋外コンサートを聞くことにしました。
映像を見て分かるように、混雑はしてなくテラスのテーブルも十分な間隔があけられているので、密集することなくコロナ対策としては一安心!
マルクト広場の周辺
新教会の反対側には、1620年に再建されたデルフトの旧市庁舎も必見!
観光用の馬車も止まっていて、この場所から街中を30分かけて巡るツアーも体験できます。
Vermeer Centrum Delft
マルクト広場のすぐ近くには、フェルメールに関する博物館があります。
参考記事 フェルメールゆかりの地デルフトと本物の絵画が観れる美術館
運河沿いの通りにある街灯にも、花が飾られています。
運河の上に置かれた、お店の宣伝自転車!
デルフト焼き調の絵も、壁に描かれています。
街歩きしていると、こんなふうに面白い発見もありますよ!
土曜日の屋外マーケット
カリヨンの演奏が終わり、すぐ近くで開催している土曜マーケットに行ってみることにしました。
🇳🇱デルフトで、土曜日に開催されるマーケット。
— アルト・オランダ (@Artoshack) July 18, 2020
Brabantse Turfmarkt
花やフルーツもたくさん!
ストロープワッフルもあります😋
大混雑ではないです。
でも、コロナ対策で、一方通行⛔ pic.twitter.com/Evmfq0HkTq
マーケットには花やいろんな食材がありますが、オランダのお菓子「ストロープワッフル」もその場で作って出来立てを売っています。
通りは大混雑にはなっていませんでしたが、コロナ禍の対策として一歩通行という措置がとられ、所々にセキュリティの人が監視をしています。
この通りにはマクドナルドがあるので、トイレに行くついでも兼ねて立ち寄りました。
✅ 街歩きでトイレに困ったら、マクドナルドへ!
McDonald's で、軽い昼食。
— アルト・オランダ (@Artoshack) July 18, 2020
コロナ以来、再オープンしてはじめてのマック。
🇳🇱オランダならではのメニュー。
コロケット(コロッケ)と、
Bitterballen (俗に言うミートボールコロッケ!?)
😋
トイレもすぐ使える👌 pic.twitter.com/V0bGIyEjE0
ここで、ちょっとマクドナルドのメニューを紹介します!
マクドナルドは、国によってオリジナルな品があるのですが、オランダでは「コロケット」というハンバーガーがあります!
※コロケット/クロケット (Krokett) とは、コロッケのこと。
そして、もう一点!ちょうど新しいメニューに加わった「ビッターボーレン」(Bitterballen) という、これもコロッケの一種。
マスタード (辛子) をつけて食べるのがお決まり!
ということで、軽い昼食の後はトイレを使わせてもらって、再び街巡りに行きます。
カトリックの教会【Maria van Jessekerk】
デルフトを代表する2つの教会 (新教会と旧教会) とは別に、マリア・ファン・イェッセ教会という、わりと新しい年代 (19世紀) に建造されたカトリックの教会があります。
ちょうど、マーケットが行われている通りに位置しており、この日はオープンしていたので、中に入ってみました。
- 見学:無料
こちらは祭壇側。装飾の豪華さはカトリック教会の特徴でもあり、ステンドグラスも鮮やか!
こちらは教会の入り口側で、大きなパイプオルガンもあります。
教会を出て裏の方に行くと、そこにはフェルメールのアトリエの跡地があります。
参考記事 フェルメールゆかりの地デルフトと本物の絵画が観れる美術館
そして、すぐ反対側にあるのが、青い「デルフトのハート」のオブジェ!
新教会と、マリア・ファン・イェッセ教会との間に位置しています。
フェルメールの絵画『小路』の場所
デルフトには、フェルメールに関するスポットがいくつかあり、その一つで絵画『小路』の場所がここ。
🇳🇱フェルメールの作品「小路」の場所にも行きました。
— アルト・オランダ (@Artoshack) July 19, 2020
👨🏻🎨
修復工事中でしたので、以前の写真も載せておきます🤗 pic.twitter.com/BA0K90ETdz
この時は、ちょうど建物の修復工事中でしたが、絵画に登場している女性の姿は隠されずに見れました。
この通りにある橋にも花が飾られていて、ちょっと記念撮影。
運河はアオコで一面が緑色になっていて、一見、芝のように歩けそうな錯覚に陥ってしまいますが、くれぐれも歩かないように!😅
中世デルフトの門【Oostpoort】
およそ1400年の頃、デルフトには城壁と8つの門があり、そのうち現在に残されているのが、この「東門」
🇳🇱デルフト東門 pic.twitter.com/ymw86bWa0Q
— アルト・オランダ (@Artoshack) July 18, 2020
旧市街地の外れの方に位置しているので、この辺りは人通りも少なく小さな広場もあり、運河を眺めながらくつろぐには最適の場所。
写真を撮るなら、橋を渡って門の反対側からがオススメです!
東門からは運河沿いの道を歩いて、次なるスポットへ移動。
フェルメールの絵画『デルフトの眺望』での眺め
東門から運河沿いの道を歩いてきた所は、フェルメールが『デルフトの眺望』を描いた場所。
ここに来たら、絵画の写真をスマホにでも表示させて見比べてみると、なんとなく面影が残っているように思えます。
この辺りには何もないですが、運河沿いにベンチシートが設置されているので、そこに座って長閑なこの景色を眺めるのも良いかと!
デ・ロース風車【De Roos】
次に向かったのは街にある大きな風車で、デルフト駅からなら歩いて10分くらいの場所。
- De Roos:1679年建造
1階には、この風車で挽いた小麦粉を販売しているお店もあります。
風車の見学もできるのですが、今はコロナ禍の最中なので一時的に中止。
旧教会【Oude Kerk】
風車から7分ほど歩くと、デルフトの象徴である2つの教会のひとつ、傾いた「旧教会」にたどり着きます。
マルクト広場から近いのですが、15時からオルガンの演奏が始まるので、それに合わせて入場しました。
この教会には、絵画の巨匠『ヨハネス・フェルメール』が埋葬されているのです。
🇳🇱デルフト旧教会
— アルト・オランダ (@Artoshack) July 18, 2020
ヨハネス•フェルメールは、ここに眠っています。
1632~1675年 pic.twitter.com/ynHrzz5bLQ
お墓参りという事ではないですが、せっかくデルフトに来たので、フェルメールにも会いに来ました。
そして、教会といえばオルガン・ミュージック!
🇳🇱デルフト
— アルト・オランダ (@Artoshack) July 19, 2020
旧教会のパイプオルガン
🎹🎶🎵
毎週土曜日の15時から聞けます😊 pic.twitter.com/t3Lu1NjOYW
春から秋にかけて、毎週土曜日にオルガンの演奏が行われているので、その時間に合わせて来るとのがいいでしょう。
- パイプオルガンの演奏:15:00 ~ 16:00
教会の入場は有料ですが、同じチケットで新教会も見学できます。
- 入場料:€5.5ユーロ (大人)
もし、オルガンの演奏を聞くのでしたら、先に旧教会に来てから新教会へ行くのがオススメ!
という事で、新教会へ移動します。
※2つの教会を見学する場合は、入り口でチケットのQRコードをスキャンするので、無くさないように!
新教会【Nieuwe Kerk】
旧教会から運河沿いの道を進み、再びマルクト広場を通って新教会に来ました。
移動は歩いてたったの5分!
旧教会で買ったチケットを使って入場します。
新教会には、オランダの王家が埋葬されています。
こちらは「オランダ独立の父」とも呼ばれる、初代君主の『ウィレム・ファン・オランイェ』(ウィレム1世) のお墓。
🇳🇱デルフト
— アルト・オランダ (@Artoshack) July 19, 2020
今度は新教会でのパイプオルガンオルガン!
毎週土曜日の16時から
🎹🎵🎶 pic.twitter.com/D4vhTmXpwo
新教会では、旧教会と1時間ずらしてオルガンの演奏が行われるので、同じ日に両方のオルガンの音色を聞くこともできます。
- パイプオルガンの演奏:16:00 ~ 17:00
この日は少し遅れて、16:15 ころから演奏が始まりました。
午後になって気温が25度の陽気となりましたが、やはり教会の中は涼しくて快適です!
デルフトの街巡りを終えて
デルフトの街を巡って、駅に戻ってきました。
中世の街並みが残る旧市街地とは異なり、駅はガラス張りの近代的な建物!
こちらは今の駅の脇にある古い駅舎、とは言っても2015年まで使用されていました。
新しい駅舎ができても取り壊すことなく残されており、現在は「Pavarotti」というレストランが店舗として利用しています。
お伝えしてきたスポットの地図
終わりに
以上、デルフトの街巡りをしてきた様子をお届けしました。
歴史的建造物もたくさんありますが、街の通りや運河沿いの風景も美しいので、ゆっくりと見て回るのもオススメ。
そして土曜日には、カリヨンやオルガンの演奏も聞けるのが、楽しみでもあります。
フェルメールを中心に、デルフトの詳しいスポット情報もこちらの記事でお伝えしていますので、参考にどうぞ!
参考記事 フェルメールゆかりの地デルフトと本物の絵画が観れる美術館